環境・品質管理
environment / quality management
お客様の安心と満足を追求した品質管理体制
化粧品GMP基準に加え、2004年には品質マネジメントシステムの国際規格であるISO9001を認証取得(注1,2)し、化粧品GMP基準の徹底した品質と高度なトレーサビリティでお客様に安心と満足を提供できる体制を整えています。(注1)ISO適用範囲:化粧品及び医薬部外品の受託製造 (注2)適用事業所:本社工場及びロジスティックセンター
原料・資材の受入れ検査
弊社仕入れの原材料はもとより、お客様ご支給の原材料の受入れ検査の実施まで、フレキシブルでありながらその全てが品質管理規定で定められた受入れ手順や検査手順に沿って実施されており、常に安定した品質管理の体制を整えています。
機器管理
生産工場では製造や充填梱包など数多くの機器が稼動しており、お客様に満足いただく品質の実現と納期の厳守には日々の管理が重要となります。
機器は人の手によるメンテナンスではじめて正常に稼動し、本来の能力を存分に発揮します。またそれらの管理は整備不良により生産が停止するなど不測の事態を予防する手段であり、品質と納期を厳守する最善の方法と考えています。
機器を学び知識を付けた従業員の手が掛けられた機器からは、その愛着が一目で伝わるものです。
弊社は保有する機器を人の視覚・聴覚・触覚・嗅覚で状態をすぐさま判断し、いつでも正常に稼動させることができる機器のプロ集団です。
衛生管理
「汚染のない製品」づくりには設備だけではなくクリーンな環境を維持することが重要となります。それには裏打ちされた衛生管理のしくみと継続的な環境改善の追求、そして定めたルールを順守することが必須となります。
・製造区域の環境づくりは、品質・環境の管理部門の下、作業場毎に洗浄規定が区分されており「環境微生物試験」「床洗浄確認試験」「設備・備品付着菌試験」など様々な試験によるモニタリングで、的確な処置と改善を繰り返し実施することで、高いクリーン度を維持しています。また、洗浄は使用する機器毎に「洗浄殺菌手順」で管理され、常に規定の手順で機器の洗浄・殺菌が行われます。それら手順は「洗浄・殺菌作業手順確認試験」により妥当性の裏付けがされています。
・作業場の汚染は人的要因が大きいことが確認されているため作業場への入室にも細かな規定があります。「定められた服装の着用」「粘着シート」「エアーシャワー(2重扉インターロック)」「手洗い殺菌手順」など様々な工程を経て入室が許可されます。
また、細菌や塵埃の持ち込みによる汚染を防ぐ管理のほか、作業場で使用する文具の「持込制限や数量管理」に至るまで定め、これらを順守することで室内の汚染や異物混入を防止しています。
バルク・半製品検査
検査は「菌検査法」「バルク検査手順」「半製品検査手順」などに規定され、pH、比重、粘度、高速液体クロマトグラフィーによる有効成分の定量、ナノ化されたバルクの粒度測定など、全18項目の検査が製品毎に規定されており、それらを実施することで安定したバルクの品質を管理しています。
また、「化粧品は肌に直接触れるもの」だからこそ、実際の使用方法に基づき試験法を定め、必ずすべての商品に対して「官能検査(使用感の確認)」を実施し品質を確認しています。
改善プロセス
全ての規定は常に継続的改善を追求し、内部及び外部の監査を実施して規定の逸脱はないか徹底して厳しくチェックする体制で高度な品質を厳守しています。